香道のすすめ

投稿者:

お香は、595年に淡路島に漂着した香木の話が日本書紀に出ているのが最初だそうです。

日本には、仏教とともに入って来て、定着したんですね。

正倉院に、蘭奢待という香木がありますが、

これを削った人が勝者の証のような、ものすごい高価で貴重なものです。

織田信長が削ったことで有名ですね。

香木、伽羅、白檀など、平安貴族が好んだ輸入品でとても高価なものです。

日本人って、今も昔も外国製品に目がないんだなと思います。

茶道も、元は遣唐使などからの中国渡来で、当時の貴族が闘茶として行ってきたのですが、

それが廃れた後、千利休が確立し、武家や町人のものとなったのでした。

香道も、江戸時代になると、貴族から豪商や大名などの風流なお金持ちがたしなむように

なり、流派もいくつかありますが、御所由来であることを今に伝えています。

その違いは、畳に座っている間、掌を上にして座るところです。

幕末の和宮と篤姫の大奥バトル物語に出てきたように、御所風は掌を上にします。

掌が汚れないようにということから来ているのですが、、

茶道では掌を下にするので、そこで違いが分かるんですね。

 

■香道とは、香炉の灰を掘って火の付いた炭を入れて

灰を丁寧にかぶせて模様をつけて雲母の板を置き

その上に耳かきくらいの香木の破片を置きます。

お茶席のお点前と同じ、決まった順序でお作法として行います。

そしてその小さな香炉を、香りを聞くために順番に回します。

一度目はそのお香の名前と共に、数種類がまわって来ます。

それを覚えていて、次に名前がなく順番も違って回って来るので

そのお香の名前を聞き分けるのですね。

言うなれば、警察犬が犯人の臭いを当てる選別訓練みたいなものだと言うと

怒られるかもしれませんが、これを格調高く行うのが香道です。

 

■私は何度かだけ、組香をしたことがあります。

歴史が好きなので、お香の香りや名前がわかると、平安時代の貴族のことや、

源氏物語がもっとよく理解できるかなと思ったんですね。

でも、正直に言うと、ハーブやエッセンシャルオイルのような爽やかな香りは好きだけど、

お線香の香りが苦手なので、お香の香りはどうかなと不安でした。

が、お線香とは全然違って意外に甘くて良い香りで、そのうえになぜか

気疲れで頭痛がしていたのに、お香の香りを聞くと、すっかり治っていた、

ということもありました。

お香の香りはとても優雅でお上品な気持ちになれるうえに、癒し効果もあると思います。

各地で体験出来るようですので、ご興味がある方は体験をお勧めします。

尚、参加されるときは、香水など香りのあるものを身に付けないのがルールです。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です